令和3年4月1日より“脳神経内科外来”を開設しました。
脳神経内科(旧神経内科)とは、精神科や心療内科とは異なり、基本的には内科の一部門です。脳神経内科が拝見する御病気は脳血管障害(いわゆる脳卒中))、認知症(アルツハイマー病、脳血管性認知症、レビー小体病など)、神経・筋肉・変性疾患(パーキンソン病、筋ジストロフィー、重症筋無力症、筋萎縮性側索硬化症、ギラン・バレー症候群、ムズムズ脚症候群など)、てんかん、脳神経の感染症(髄膜・脳炎、脊髄炎など)、頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など)です。
近年、私は特に頭痛(小児も含めて)を専門に診察を続けていましたが、神経内科の専門医(指導医)、脳卒中専門医、内科認定医などの資格も有しており、脳神経内科全般のご病気に加えて、一般内科の診察にも対応させて戴きます。
是非、お身体で御心配な事がございましたら受診されて下さい。当院においては、大抵の検査が可能であり、状況に応じまして連携先の大学病院や総合病院へのご紹介も速やかに行います。
脳神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。
体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったときにこのような病気を疑います。症状としてはしびれやめまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、かってに手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害などたくさんあります。
まず、全身をみることが出来る脳神経内科でどこの病気であるかを見極めることが大切です。その上で骨や関節の病気がしびれや麻痺の原因なら整形外科に、手術などが必要なときは脳神経外科に、精神的なものは精神科にご紹介します。また、感じることの中には見たり聞いたりする能力も含まれますが、眼科や耳鼻科の病気の場合もあります。
どの診療科に受診するのが一番ふさわしいかを相談していきましょう。